歯の黄ばみを重曹で落とせるという噂を聞いたことはありますか？セルフで歯を白くすることができれば理想ではありますが、重曹を使っても問題がないのか不安な部分もありますよね。 そんな方のために、本記事では重曹で歯を白くすることはできるのか、重曹を使うことにはどんなデメリットがあるのかを解説します。安全かつ確実に歯を白くする方法もご紹介しますので参考にしてみてください。
そもそも重曹とは？
重曹は炭酸水素ナトリウムという物質で、人体には悪影響がないとされています。炭酸水素ナトリウム自体は自然界にも存在しており、水などで流しても生態系や環境に影響を与えることはないと考えられている物質です。
また、重曹は弱アルカリ性の性質をもっており、酸性の汚れを分解したり、油汚れなどを簡単に落としたりすることができます。そのような性質から、ナチュラルクリーニングとして掃除に使われることが多いです。
重曹には研磨作用もあるため、洗剤にも含まれており、汚れを浮かせて落とすイメージが強い物質といえます。
歯の黄ばみは重曹で落とせるの？
重曹には汚れを浮かして落とす作用があり、人体に影響がないという性質があることから、「歯磨きにも使えるのでは？」と考える人もいるようです。
結論からいうと、重曹で歯の表面の汚れを落とすことはできます。
しかし、あまりおすすめはできないという声があるのも事実です。
覚えておきたい点として、重曹で歯の汚れを落とすことはできても、重曹自体に歯を白くする働きはありません。重曹に期待できるのは、あくまでクリーニング的な効果のみに限定されます。
インターネット上で「セルフで歯を白くする方法」などを調べると、誤って飲んでも人体に影響がないといった理由から重曹を使ったホワイトニングを推奨するものもあります。しかし、重曹で歯そのものを白くすることはできないので、鵜呑みにしないように気を付けましょう。
重曹で歯を磨くメリット
歯の黄ばみなどの汚れが落ちるのであれば、歯磨きに重曹を使いたいと感じる方もいるかもしれません。しかし、重曹を歯磨きとして使うことにはデメリットがあり、気軽に使うのはNGです。
具体的にどんなデメリットや危険性があるのか、見ていきましょう。
研磨作用で歯が削れる
重曹には強い研磨作用があるため、歯磨きに使用すると歯が削れてしまうおそれがあります。そうすると、歯がダメージを受けてもろくなるだけでなく、余計に歯の黄ばみが気になる可能性が高まってしまいます。なぜなら、歯の表面のエナメル質を削ってしまうと、その下にある象牙質（もともと黄色っぽい色をしている）が見えるようになるからです。
加えて、歯が削れることで、歯の表面がざらついたり傷ついたりします。そこに汚れが溜まると歯の変色につながり、虫歯になりやすくなるといったリスクも考えられます。
歯石ができやすい
口の中は基本的に弱酸性に保たれていますが、重曹はアルカリ性であるため、重曹で歯磨きをすると酸性が弱まってアルカリ性に偏ってしまう可能性があります。
口の中がアルカリ性になると、歯石ができやすくなり、その結果、雑菌や細菌が口腔内で繁殖しやすくなります。歯石が形成されて雑菌や細菌が繁殖すると、口臭の原因となり、歯周病や虫歯につながるおそれがあります。
塩分の摂りすぎにつながる
重曹にはナトリウムが含まれているため、食塩と同じくしょっぱい味がします。
飲み込んでも害はないといわれてはいるものの、歯磨きとして口に含むと、その分塩分を過剰に摂取してしまう可能性があります。
「歯磨きの際は口に含むだけで飲み込むわけではないのだから問題ないのでは？」と感じる方もいるかもしれませんが、たとえ重曹を飲み込まなかったとしても、口に入れることで粘膜から塩分は吸収されます。その結果、飲み込まなくても塩分の過剰摂取につながるため注意が必要です。
歯の黄ばみを落とすならホワイトニング
重曹では歯のホワイトニングができないばかりか、歯を傷つけるおそれがあり、逆に歯の黄ばみが悪化してしまうリスクがあります。
歯の黄ばみを落として白い歯を目指すなら、ホワイトニングを検討してみましょう。
安全で効果が期待できるセルフホワイトニングはある？
ホワイトニングといっても、クリニックでの施術は価格が高くて手が出ないと感じている方もいるのではないでしょうか。また、何度も通うイメージがあり、仕事などで忙しい毎日を送っていると通う時間が取れないと感じる方もいることでしょう。
そのため、セルフホワイトニングで歯を白くしたいと考える人も増えています。
セルフでのホワイトニングだと、クリニックに通うよりも大幅に費用を抑えることができ、空き時間を使って自分のペースでケアできるのがメリットです。とはいえ、正しい方法で行えるとは限らず、クリニックでのホワイトニングと同じような効果を得ることは難しいといったデメリットもあります。
セルフホワイトニングと歯科医のホワイトニングの安全性は同等レベルです。大きな違いは「即効性」と「白くできる限界値」になります。もし即効性やホワイトニングの質を求めるのであれば 、クリニックでのホワイトニングがおすすめです。
クリニックよりもハードルが低く、セルフよりも効果が続くホワイトニングとは
より安全で効果的なクリニックでのホワイトニングを検討してみたものの、クリニックに通うのは経済的に厳しいかも…と感じている方におすすめなのが「ホワイトニング専門店Beauty」です。
「ホワイトニング専門店Beauty」とは、サロンに通って自分で行うホワイトニングです。クリニックでのホワイトニングよりも1回あたりの料金が安く、無理なく通えます。また、1回あたりの施術時間も30分と短く、忙しい方でも通えるのがメリットです。
効果については1回でも実感できるものの、週に1回、月に1回などのペースでしばらく通うことで満足のいく効果が得られます。
ホワイトニング後も食事制限などがなく、ストレスフリーなのもおすすめポイントです。
まとめ
歯の黄ばみが解消されると、笑顔に自信がもてるようになります。
クリニックでのホワイトニングはハードルが高く、セルフでのケアを考える方も多くいますが、重曹を使ったケアは歯を傷つけるといったリスクがあるため注意が必要です。
できるだけ費用を抑えつつ、かつ安全に白い歯を手に入れるならサロンでのケアが一番といえるでしょう。「ホワイトニング専門店Beauty」は費用もお手頃なので、まずはお気軽に試してみてはいかがでしょうか。
